五感は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感覚。
一つ一つを例にとって考えてみてほしい。目の見える人ならばいつも何かを見ているはず。その時、何をみているだろうか?目的のもの以外も視界に入れて情報として活用しているだろうか? 歌のない音楽の心(?)がつかめているだろうか?夏と冬の晴れた日の空の色の違いを知っているだろうか?目に見えない空気の昨日と今日の違いを感じたりしているだろうか?お茶の味はみーんな同じだと思っていたりしないだろうか?手に触れるもののいつもと違う手触りがわかるだろうか・・・?「そんなのんきなことはいってられないわよ!!私は忙しいのよ!」言いたい気持ちも良く分かる。けれど特別に時間のかかることでもなければ、お金のかかることでもない。いつだって何かを見ているのだし、毎日何かを食べているのだし・・・。生きてるだけで五感は使っているのだと思う。五体満足に生まれて、機能も充分に備わっているのだから、しっかり使うべきだと私は思う。
少しずつでいい、持ち合わせたアンテナをうまく使ってほしい。
情報が少なければ、人間の心(脳)は正確な判断も出来なければ思考をふかめることもない。
心を動かすためにも五感を充分に活用して、すこしでも深みのある人生を送ってほしいと願っている。
By 川留